インスリンというホルモンを知っていますか?
インスリンは、血糖値を下げる効果があるホルモンです。
その働きについて詳しく見ていきましょう。
筋トレをしている方や糖尿病の方には必見です。
インスリンの働き
すい臓のベータ細胞というところで
作られるのがインスリンです。
インスリンは高くなった血糖値を下げる
働きがあるので、
血糖値が高くなって血の巡りが悪くならないように、
血液の流れを調整する役目といて働いています。
インスリンがなければ、
人間は皆動脈硬化や意識不明に陥って
死んでしまいます。
血糖値とは
血液中のブドウ糖の濃度を総称して血糖値と言います。
日本人の主食は米なので、
多くの炭水化物を摂取しますが、
炭水化物には多くのブドウ糖が含まれます。
ブドウ糖は身体を動かすエネルギーになりますが、
摂取と代謝のバランスが必要です。




いまいち分からないという人は、
140mgが上限ー70mgが下限
と認識しておけば良いでしょう。
それ以上やそれ以下になった場合、
人体に悪い影響が出ます。
・心筋梗塞
・くも膜下出血
インスリンは、
上限血糖値140mg以上にならないよう
コントロールする働きがあります。
・冷や汗
・震え
・嘔吐
体内の血糖値が50mgを下回ると、
重度なめまいや頭痛に襲われ、
最悪意識がなくなることもあります。
参考記事↓↓
ブドウ糖とは?ブドウ糖がもたらす筋肉への絶大な効果とは徹底解説!
ベータ細胞とは?!
インスリンは、血液中にブドウ糖が増えると分泌されます。
インスリンはブドウ糖を筋肉に送り込む働きをします。
ブドウ糖は運動する為のエネルギー源となるので、
人間活動には必須の栄養素になります。
そのインスリンを膵島(ランゲルハンス島)という
膵臓の内部にある細胞群で作られます。
そこでインスリンやアミリンというホルモンを
合成したり、分泌したりするのが、
β(ベータ)細胞なのです。
世界で初めてのインスリン発見

1921年に世界で初めてインスリンが発見されました。
カナダのバンディングとベストが血糖値を下げる
”インスリン”というホルモンを見つけ出しました。
実際に犬をの膵臓を摘出し、
実験を行い、膵臓からの抽出物が、
血糖値を下げるインスリンであることを
発見しました。
膵臓を摘出した犬のマージョリーは、
インスリン投与を受け、
90日間生き延びました。
ここで、膵臓に血糖値をコントロールする
成分が含まれていることが証明され、
バンディングはノーベル医学生理学賞を受賞します。
糖尿病の種類
1型糖尿病
膵臓のβ細胞が破壊されていて、
インスリンがうまく分泌できなくなる状態の
糖尿病のこと言います。
つまり、
血糖値を下げる為のインスリンが発動しないことにより、
血中のブドウ糖値が高くなってしまう病気です。
発症条件は不明で、
完治する治療は現在(2021年2月)ではないのが現状です。
実際インスリン注射の治療法が応用されるまでは、
極度の食事制限が必要な致死レベルの症状でありました。
特徴としては、糖尿病全体の10%しか症状がない
比較的珍しい型であることがわかります。
治療方法
・常にインスリン注射
2型糖尿病
糖尿病患者の90%がこの症状で
糖尿病を患っています。
不摂生な食生活や食べ過ぎが原因で起こり、
まれに遺伝によって症状が発生することもあります。
食べ過ぎによる脂肪がインスリンの分泌を妨げ、
ブドウ糖がうまくコントロールされずに、
血糖値が異常に上昇してしまうのがこの糖尿病の特徴です。
治す方法
・適度な運動
・食生活の改善
・インスリン注射
筋トレとインスリンの関係
糖尿病は筋力トレーニングで解消できます。
筋肉はブドウ糖の貯蔵庫であり、
インスリンの分泌を最大限に助けることができます。
逆に筋肉が減ると筋肉の代謝の為に
に送っていた筋肉でのブドウ糖の消費量が減り、
インスリンでコントロールしきれなくなり、
血糖値が上がっていきます。
つまり、筋肉は最高の健康の源であるのです。
高齢者の方は特に、血糖値が気になる方は、
最低週一回の筋トレを実施しましょう。
下半身の筋肉量は全身の約60%です。
きついですが、下半身中心のトレーニングを
行いましょう。
オススメトレーニングメニュー↓↓
まとめ
インスリンとは、体内のブドウ糖を調整してくれる
役目を果たします。
インスリンがなければ、
動物は血糖値の調整ができなくなって
死に至ります。
大事な大事なインスリンについて学んでいきました!
血糖値とは
ベータ細胞とは?!
世界で初めてのインスリン発見
糖尿病の種類
1型糖尿病
2型糖尿病
筋トレとインスリンの関係
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